魅惑のお弁当レシピ本~

お弁当というものはいつも幸福なイメージの中にあります。例えば学生の頃の運動場で家族で食べた運動会や遠足での思い出の中のお弁当。

高校受験のお昼休みに食べたお弁当、初めての職場で緊張しながら食べたお弁当など。その時は意識などせず食べていますが、過ぎ去ってから語るときには誰もが優しい顔になる、それがお弁当です。

わたしは人にお弁当のおかずについて聞くのが大好き❤「うちのクリームコロッケが美味しくて」とか「日の丸弁当にゆで卵だった」とか。お弁当を語る人はみんな幸せそうです。

そんな誰もがちょっと幸せになれるお弁当のレシピ本をご紹介しましょう~☆

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松本朱希子さん著「かえる食堂のお弁当」です。松本朱希子さんは東京で「かえる食堂」としてケイタリングされたり食堂されたり活躍されている料理家さんです。

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運動会のときのお弁当や入院している方への差し入れ弁当、遠足のお弁当などテーマ別にお弁当とレシピを紹介してくれています。

かえる食堂さんのセンスたるや!

何冊か料理本を出されていますが、どれもステキです。かえる食堂さんのレシピ本は本棚でも取り出しやすい場所に並べております☆

さて次~

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オザワマキさん著「いろはにおべんとう (マーブルブックス―デイリー・メイドシリーズ)」です。

可愛い❤お弁当ならこの本!あんまり見たことないような面白いメニューもあります。例えばルッコラとサーモンの巻きずしとか、クスクス弁当とか。

女の子のお子さんとか最高に喜ぶんじゃないかしら!でも男にはダメだなw 開けた瞬間周りから「わあーー可愛い❤」と叫ばれること間違いなしのお弁当レシピが満載です。

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最後に比較的最近発売された本を。山本ふみこさん著「毎日の手紙のようなお弁当」です。

暮らし全般のエッセイで知られる山本ふみこさんがお弁当本を出される!ということでびっくりしましたよ~でそのお弁当のなんとステキなこと❤

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もうね、ちょっとした芸術を見ている気持ちですよw 四角や丸の箱の中にバランス良く色彩豊かに詰められてるおかずやご飯を見ていいるときは。

しかもお弁当は芸術でありながら同時に腹も満たしてくれるんやで?

素晴らしいじゃありませんか!しかもお弁当は残飯を始末できるしダイエット効果まであると言われ、いちいちコンビニに並ばなくともいいわけで。ましてや経済的でもあるわけで。

いいコトずくしのお弁当!お弁当レシピ本を眺めてテンション上げてみませんか?

 

 

 

パリのローズ・ベーカリーのレシピ~NYベストフード

昔から海外のカフェやら市場が載った本が大好きです。海外旅行に行った時も市場の写真やカフェの内装やショーウインドウの写真ばかり撮っていました(そして警備員から警告されましたw)

行ってみたい海外のカフェのひとつがパリにある「ローズベーカリー」!運営をされているローズ・カッラリー二さんの信念は「人生はすばらしい食事によって豊かになり、その素晴らしい食事は誰にでも手に入れることができる」。主にシンプルな自然食で野菜やチーズが中心のランチやパン、スイーツを提供されているカフェです。

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そのローズさんがレシピ本を出版されとります!ローズ・カッラリー二著「ブレックファースト・ランチ・ティー」です~

大型書籍です。気合がないと買えない価格・・・

レシピはかなり細かく書いてくれています。材料の分量も10g単位だし。

焼き菓子のレシピが多いのでまだ作ってはいないんですが、ちゃんと作れそうなレシピです。

あと甘さ控えめな感じ。普通の焼き菓子のレシピと比べてみても☆

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ランチはサラダやスープがメインみたいでそのレシピも掲載されています。ええな~❤

ランチのカウンターには色とりどりのサラダがずらりと並びお客さんが皿に盛っている・・・新鮮なサラダと美味しいパンがありゃあもう最高のランチじゃけえなッ←興奮してきた

海外生活夢見がちな人にとっては、ちょっとパリに住んで朝ご飯に美味しい卵料理に焼きたてトースト食べて、お昼にはサラダにスープ、パン、帰りがけに焼き菓子を買ってアパートで食べて・・とふわふわ妄想できますw

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さてお次はNYに行っちゃいましょうね~

柴田書店から発売されている「ニューヨークベストフードショップ」です。これ、2000年に発売された本なんですよ!でもまだ書店の大型書籍のところにあるのを見かけます。

この本を買うのは当時迷ったんですよ~なんせ2000円以上の本なんてあんまり買わないですからね学生は。

でもね、本の中はまるで夢の国なわけなんです。

 

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最近でこそ東京のどまんなかでもファーマーズマーケットが行われるようになりましたが、NYでは10年以上前からガッツリNY中で行われておりました。

その野外マーケットのオサレなこと・・・当時のわたしは本を読みながらそのマーケットに行き、細長いパンやらフルーツを紙袋に入れNYを闊歩しておりましたよ(妄想でな)

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主にパンや軽食、スイーツなどが食べられるカフェなどを紹介してくれる本です。

10年前の本ですけど、驚くことにまだ東京はここに追いついてません。

NYってすごいのね~!!と実感できる本です。




ヨーロッパいきたい!!あと雪のNYも歩きたい!!クリスマスシーズン!!と夢見がちになってしまうこの2冊!現実逃避したい人に是非オススメしたいです☆

 

 

サンドイッチはいかが?(NYスタイル、フレンチスタイルのサンドイッチ)

暑い・・・なーーんにもしたぐね・・な日々が続きますね。特に家族が家にいることの多いこのお盆の時期。
面倒なのはお昼ごはんです。毎日冷麦・・とウチの実家もそうだったよ・・

そんなマンネリにサンドイッチなんていかが?冷房のききやすい晩に作っておいて冷蔵庫にラップをして置いておけばパサつくこともありません。
パッと冷蔵庫から出してすぐに食べられるサンドイッチは来客の時にもいいですよ~
ではそんなサンドイッチのレシピ本をご紹介しましょう☆

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坂田阿希子さんの「サンドイッチ教本」です。眺めているだけで・・・ゴクリ・・と喉がなります。なんて美味しそうなの~❤

定番の卵サンドから京都の喫茶店名物スクランブルエッグサンド、ハムカツサンド、手作りカスタードクリームサンドなど。

めくるめくジャパニーズサンドイッチの数々・・・

坂田阿希子さんのレシピ本はどれもほんとにちゃんと美味しくできます。ちゃんと正しく伝えたいという姿勢がかいま見えるレシピなので初心者の方も使いやすいと。

 

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中身はこんな感じ。工程写真も多くてイメージが湧きやすい内容です。あ~美味しそう❤

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お次は美味しいNYスタイルのアップルパイで人気の「松之助」オーナーの平野顕子さんが出された「ニューヨークスタイルのデリサンドイッチ」です。「松之助」のアップルパイはdean&delucaでも販売されているのでご存知の方も多いはず。

平野顕子さんは40歳くらいの時にアメリカに単独で留学されてその時にベーキングスクールに通い技術を磨かれたそう。松之助のアップルパイは京都で頂いたことがありますが、アメリカの味をご自身で日本に合うように調節されたんでしょう、甘すぎずリンゴの風味がちゃんと残っていて美味しいアップルパイでした。

その平野顕子さんが留学時代に食べ歩いたNYスタイルのサンドイッチを紹介してくれのがこの本!定番のクラブハウスサンドやハンバーガーなど、ガッツリ系のサンドイッチレシピが多いです☆眺めているだけで食欲が沸き上がりますよ~w

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さて最後にご紹介するのはフレンチスタイルのサンドイッチ本「イトキトのフレンチスタイルサンドイッチ」です。東京の大岡山にあるパン屋さん「イトキト」さんが紹介しててくれるフレンチサンドイッチレシピ~フレンチサンドイッチってどんなの?って思われるかもしれませんが、簡単で要はフランスパンに具材を挟んだものです(それ以外も掲載されていますが)

ああ・・写真のフランスの定番お惣菜パテ・ド・カンパーニュを挟んだものなんて・・最高やないですか?!ちゃんとこのパテ・ド・カンパーニュに作り方も掲載されています☆

この本のすごいのは自家製の具のレシピも余すところなく紹介してくれているところ。例えばソーセージやファラフェル、トリッパのカツレツなど。お店で出されるものにも手作りのフランスのお惣菜を使われているのでしょうね~パッションを感じるッ!!

一度お店にも行ってみたいと思ってます☆

定番のサンドイッチ、NYスタイル、フレンチスタイルサンドイッチをご紹介しました~どの本も眺めているだけで夏バテも吹っ飛びそうなくらい美味しそうですよ~❤

 

 

 

 

アノニマスタジオの異国の料理本

「遠くに住む友人から届いた手紙のように何度も手にとって読み返したくなる本」「その本があるだけで自分の部屋があたたかく輝いて思える本を」というのが出版社「アノニマスタジオ」さんのコンセプト。

人気料理家「高山なおみ」さんの本で知られているアノニマスタジオですが、他にも美しい本を多数出版されています。今回はそんな中でもアノニマスタジオさんらしい異国の料理本をご紹介します。まるで絵画を見ているような料理の数々・・・・うっとりしちゃう~

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米沢亜衣さんの「イタリア料理の本」です。本屋さんでは専門書のコーナーにあったりします。

まるで洋書みたいなこの洒落たルックス。中身も料理の写真とレシピが別になっていて、前半は料理の写真のみ。レシピは最後にまとめて書かれているというスタイルです。

料理の写真は見開きで展開されていて、まあその色彩の美しいこと。

米沢亜衣さんの美的センスに満ちた美しい料理本です。

 

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ただ専門書としての要素が強い料理本であると言えます。何をどれくらい焼いて、どれくらい茹でて・・という詳しい説明はありません。「ご自分の感覚にお任せします」という潔いスタイル。

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そしてこの本には2巻目があるのです!「イタリア料理の本〈2〉」です。

「料理は物語だ」と書かれたこの帯・・・しびれる・・・ッ!!

まあ私も全ての料理本に目を通しているわけではなくて、ものすごい高い専門書には手が出せずにいるので一概には言えませんが、これほどしっかりと物語性を意識した料理本を出されているのは米沢亜衣さんが先駆者ではないかと思っているのです。

米沢亜衣さんはご結婚され細川亜衣さんになられて今も美しい料理本を出されています→「食記帖

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さてでは次は大変めずらしいアメリカ南部料理を分かりやすく教えてくれる本をご紹介しましょう。

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アンダーソン夏代さん著「アメリカ南部の家庭料理」です。「アンダーーソンくんッ!!」とついつい叫んでしまいそうですがw←懐かしいマトリックスネタ

皆さんは「アメリカ南部料理」と聞いて何を思い浮かべますか?「フライドチキン」「コールスロー」・・・くらいでしょうか。はい、そのフライドチキンの本場のレシピも分かりやすく紹介されています。かなりケンタッキーに近いものが作れます☆

その他でもポークチョップ、サーモンコロッケ、BBQリブなど・・・パンやデザートの紹介もあります。「あ~こういう食卓、映画で見たことあるある!」というメニューです。

くわしい工程写真つきで初心者でも忠実に再現できます。今度キャンプに行くのでその時に本場のBBQメニュー試してみたいと思ってます!

今回はかなり専門的な本をご紹介しましたが、アノニマスタジオさんからは沢山の料理本が発売されています。本を出版社買いするのはアノニマスタジオさんだけ。おすすめ~☆

 

 

 

 

細川亜衣さんの待望の新刊「食記帖」が発売に~

あれは有元葉子さんのコメントだったかな~「イタリアに行ったときにね、イタリア語しか通じないような地元の食堂でバリバリ料理を作っている子がいて、体は小さいのにものすごくパワフルだな~って関心した」とおっしゃられていた、この小柄でパワフルな子と言われていたのが現在、料理家をされている細川亜衣さんです。

以前は米沢亜衣さんとして「イタリア料理の本」などを発売されていますが、結婚して名前が変わられました。すべての本について言えることですが、素人むきの本ではありません。

食材を組み合わせるバランス、火を入れる時間など、自分なりに料理についてある程度確信のようなものがないと失敗します、取り返しもつかないほど。

かつて私も手打ちパスタを本を読みながら作ってみたことがありましたが・・・食べられないほど硬いものが出来てしまった・・・!!

でもそういう料理本が私は好きです。分かりやすく解説している料理本だけではつまらない。

そしてつい最近、細川亜衣さんの新刊「食記帖」が発売されたので早速購入~☆

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中身に写真はありません、うひょーーストイックざーーます!!←嬉しい

結婚して東京から熊本に移住され森の生活を楽しまれている細川亜衣さんの毎日の食べたものとちょこっとレシピという内容です。

しかしまあ若い小柄な女性というイメージはまるでない文章!ストイック!なぜかロシアが思い浮かぶ。その文章から伝わるイメージは「力強さ」「意思」「単色」「男性性」。

ピンと張り詰めた空気感が漂います。でも、紹介される毎日の食卓のなんと色彩豊かなこと!

この本は小説として読んでも面白いと思います。こんな本は今までになかった気がするな~その唯一無二な存在であるから細川亜衣さんは人気なのです、そう読者に媚なくとも。

この本、秋に発売したほうが良かったかもしれない。より深く自分の中に吸収できたかもしれないと思いながら、繰り返し繰り返し読んでいく本だから関係ないかとも思う。

唯一無二な料理本です、日記タイプの料理本がお好きな方にオススメしたいな~