伊藤まさこさんというストーリーのある世界観~

伊藤まさこさんというスタイリストをご存知の方は多いと思います。料理本やライフスタイル本を沢山出版されていますし、松本在住の木工デザイナー三谷龍二さんの奥さまということでもよく知られています。

大体料理家さんは何冊か本を出版していると、「ちょっと今回は装丁が・・」みたいな本も出してしまわれます。大御所である有元葉子さんや飛田和緖さんなどでも、そういうブレた本はありました(全部買っているからね)

しかしたまにブレない本作りをされる方がいて、その中のひとりがこの伊藤まさこさんです。

関わっておられる本、全てにご本人のライフスタイルのようなものが出ていて美しいのです。どの本を読んでも、とても整頓されたような気持ちになります。

そしてひるがえって我が家を見て「うわあ・・整頓されてねえ・・」「猫が多い・・」などと思う訳ですww

伊藤まさこさんの著作は多いんですけど、まず初めに買うならばこの本!というオススメの本をご紹介しましょう~わたしは2冊持ってますw(保存用)

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伊藤まさこさん著「母のレシピノートから (講談社の実用BOOK)」です。

この表紙の「パイナップルとチェリーのケーキ」は先週焼いたばかり!

うちの定番でお持たせによく使わせて頂いてます、見た目も可愛いし美味しいし喜んで頂けます☆

もうね~結構使い込んでいるのでよれよれしててすみません、それだけよく作らせてもらっております。

この本のレシピは伊藤まさこさんのお母さんのレシピを紹介してくれる本です。

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伊藤まさこさんがどんな料理で育ってきたか、お母さんの定番のメニューがずらり!

こういうお母さんのレシピって好き❤

その方のルーツですから!人に合うと必ずと言っていいほど何の脈絡もなく「お母さんの料理で一番好きだった料理ってなんですか?」と聞いてしまうくらいです。

・・・え?わたし?

うちの母の味は「ロールキャベツ」!キャベツの中に具は入ってなくてベーコンを巻きつけた貧乏ロールキャベツと、リンゴのケーキです。

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伊藤まさこさんの思い出のお母さんの料理は見ての通り、パエリアやら飾りのついたチューリップやらやっぱり庶民とは違う!でもね作り方は意外と簡単で、伊藤まさこさんのお母さんはきっと工夫上手だったのだろうなぁ・・・と。

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なんと言いますか、この「母のレシピノートから (講談社の実用BOOK)」という本には夢があるんですよね~季節ごと、初夏なら梅仕事、冬のあたたかいリンゴの煮たの、クリスマスのローストチキンなど・・・。

マッチ売りの少女がマッチを擦るとそこには「暖かなイメージ」が浮かぶじゃないですか、それみたいな感じw

ストーリーのある料理本というものはこういう本でそしてこのような本はめったにありません。

 

 

↑先週ウチで焼きました「母のレシピノートから (講談社の実用BOOK)」でも表紙に使われているパイナップルとチェリーとアップサイドダウンケーキ(作り方はこちらから)です!上手に焼けてますでしょう~味もホームメイドならではの優しい美味しさです!

秋の夜長、カフェオレでも飲みながら読みたいそんな豊かな本です、おすすめ!

飯島奈美さんの雄弁なる料理~「飯島風」

飯島奈美さんという料理家さんを初めて知ったのは「「料理制作」さんのレシピ帖 映画『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』の料理と、毎日のおいしいごはんの話」というレシピ本でした。

「東京タワー」という映画に出てくる料理を担当されていて、そのレシピを紹介する内容です。この本の中に出てくるメニューは全て素晴らしいんですけど、特に!「おかん」が「ボク」に持たせたお弁当にはやられてしまいました・・・!

「ぼく」が上京する電車の中でオカンが持たせてくれた紙のお弁当を開くと・・・

「海苔のおにぎり」「唐揚げ」「卵焼き」「オカンのぬか漬け」が無骨にならんでいるのです。今書いているだけでも、ゆるむ・・・←半泣き

ほぼ日での連載をまとめた「LIFE なんでもない日、おめでとう!のごはん。 (ほぼ日ブックス #)」が飯島奈美さんの著作として知られていますが、映画関連のレシピ本も多数出されています。

今回は飯島奈美さんが料理を担当した映画の中に出てくる料理が沢山紹介されているレシピ本をご紹介しましょう!

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飯島風」です。「かごめ食堂」「めがね」「プール」「マザーウォーター」、4作品に出てくる料理のレシピ本です。

この本が発売された時は嬉しかったな~

もちろん全ての作品を見たことがあって、似たような献立を立ててみたりしていましたが、本家本元の味を再現できるのですから!

かごめ食堂のシナモンロールのレシピもありますよ~☆

一番嬉しかったのは「マザーウォーター」のレシピが掲載されたこと!

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「めがね」で出てきた美味しそうな朝ごはんも載ってますよ~「めがね」のヨロン島の宿、すごくいいんですよね~うっとり・・・あんな休暇を過ごしてみたい!

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そして「マザーウォーター」のすがすがしい料理。京都での生活を描く「マザーウォーター」は料理もそうですけど、映画としても大好き❤小林聡美 さん、小泉今日子 さん、加瀬亮 さん、市川実日子 さんとおなじみのメンバーが出演されています。

「マザーウォーター」の中に出てくる料理はどれもちょっと「独立した大人」を感じさせてくれるんですよね~清くて美しい、そんな料理のレシピもこの本に掲載されています。

そんな飯島奈美さんの新刊がもうすぐ発売になりますよ~「映画 体脂肪計タニタの社員食堂レシピ集 (映画本編DVD付き) (取扱店限定版)」です。本屋さんでは限定発売らしいので、わたしはすでに予約済☆

ヘルシー×飯島奈美さんのレシピ本、実に楽しみです☆

「麹の漬物」イチカワヨウスケさん著~

鎌倉の「なると屋+典座」という食事処があって伺ったことがあります。もともとは「「なると屋+典座」の野菜をいただく」という料理本で知った精進料理のお店で、工夫を凝らした野菜のお惣菜がとっても美味しくて、お肉お魚なしでもこれだけ満足できるのか・・!と感激したのでした。

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さてその「なると屋+典座」の店主イチカワヨウスケさんが漬物の本を出されていました。去年の夏に発売されていたようなのですが、見逃してたーーー!!

イチカワヨウスケさんと伏木暢顕さん著「麹の漬け物 」です。

麹を使って着ける優しくて塩分控えめな漬物のレシピ満載の本です。

漬物って塩分が気になりますもんね~!!

 

 

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アボガドの味噌漬け・・・車麩とワカメのジョン・・!ちょっと工夫があって面白いレシピがずらりと!なると屋+典座でも出てきそうな一工夫あるもので気が利いてる~!!

アボガドの味噌漬けなんてお酒のあてに良さそうですよね、アボガドにはダイエット効果もあるらしいし、しかも前日に作っておいたら「とりあえず」の気が利いたおつまみとして出せる!

悪くなりそうなアボガドを漬けておくのもいいと思います!意外とすぐ悪くなるからアボガドは。

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こんなのもありました「ひじきの味噌風味漬け」を使ったレシピ。ひじきを味噌、甘酒、出汁を混ぜたものに一日つけたものをディップにしていかそうめんの上に載せています。

えええ~!!なにそれ美味しそう!

これは是非試してみたいレシピ!もともと貧血体質の私は特にw

ひじきってあんまり量を採れないからね~こんな風にすると食べやすいかも☆

 

 

こんな感じで目先の変わった、しかも簡単で、ヘルシー、美味しいと、パーフェクトなレシピが満載の本です「麹の漬け物 」は!オススメです!

秋に美味しいリンゴを焼きこもう~

急に涼しくなって朝夕は少し冷たい風が吹くようになりましたね。ありがたい!!ホントに!!しかしそうなってくると食欲の秋の足音が聞こえてきませんか?・・・あれわたしだけ?

今回は初秋に焼きたいリンゴを使った焼き菓子やパンのレシピ満載の料理本をご紹介します。は~リンゴってバターケーキに焼きこむとなんであんなに美味しいのかな~まだオーブンから取り出したての湯気の立ったバターケーキを一切れほうばるときのあの、あの幸福感たるやッ!!

まさに TOP OF THE WORLD ですよね~❤
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まずはこちら!表紙からして美味しそう❤

内田真美さん著「りんごのかんたんおうち菓子 (主婦と生活生活シリーズ)」です。

この素朴なリンゴのバターケーキの表紙にやられた~!!

作ったこともありますが、この通りに作れました☆

りんごのマフィン、りんごのチーズケーキ、タルトタタン・・・めくるめくりんごのスイーツ攻撃・・・!

全部作ってみたいッ!!となりますw

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焼き菓子ばかりじゃなくてちゃんと夏用に冷たいリンゴのスイーツのレシピもあります!リンゴは一年中手に入るから作ろうと思った時にすぐに作れて、いいんですよね~ウチは大体冷蔵庫に常に3個は入っている・・

分かりやすい工程写真つきで、作り方も簡単なレシピが多いです。初心者も使えるレシピだと思います。工程が簡単だと、ちょっとやってみっかな~と重い腰を上げるキッカケにもなりますよね~さてお次~

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横森あき子さん著「自家製りんご酵母で焼くパン ~りんご酵母、だからおいしい、くせになる~」です。

天然酵母パンは相変わらず人気で和歌山でさえ天然酵母のパン屋は沢山あります。

パン屋さんのでも十分に美味しい気がしますけど、りんごを発酵させて手間と時間をかけて自家製酵母を作り、その酵母で焼き上げたパンが、これ異常に美味しいらしい!!

そんなにか?そんなにもか?とその味を確かめたくなりますよ~

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生のリンゴを使って天然酵母を作る工程が分かりやすく載っています。酵母がパンに実際に使えるようになるまで6日間!これは、かなりの大仕事ですね~でもその分期待も高まります☆

そして出来上がった天然酵母を使って、生地が噛みしめれば噛みしめるほど旨みが感じられるような、食べ始めたら止まらないようなほのかに酸っぱ甘い自家製天然酵母のパンを焼き上げるのです!

うわあ~ほんとにこんな風にプロのパン屋さんみたいに焼きあがるのかな~とワクワクしてきますよ~☆

以上!秋の夜長に焼きたいリンゴのおうち菓子や天然酵母パンのレシピ本をご紹介しました~!美味しい秋はすぐそこまで来ているぞーーー☆

 

 

 

雨の日曜日は、ちょっとだけ遠くへ

久しぶりの雨の日曜日。こんな日は家でゆっくりするに限ります。お茶を飲みケーキを食べながらソファから動かずにひたすら読書・・・いいもんです・・うっとり・・

こんなアンニュイな雨の日曜の午後にオススメしたい、てか今わたしが読んでいた本をご紹介~

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伊藤まさこさん著「軽井沢週末だより」です。オサレな伊藤まさこさんが軽井沢での週末の過ごし方を提案してくださっております。

軽井沢って行ったことないし、今日から俺は!とかで出てきたイメージを今も持っていたんだけどw(なんかオレンジペコーとかヒラヒラのコーヒーカップに入れて飲むイメージね)

まるでこれはイギリスの湖畔地方のようではありませんか??

まずここまでオサレだとは思ってなかった・・・

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な~んかヨーロッパ・・スイスみたいではありませんか~!一年を通して伊藤まさこさんが軽井沢の魅力を紹介してくれます。パンやらクラシックホテル、薔薇園、夏の別荘生活・・・いや~ハイソサエティ!!←絶叫

うっとりしちゃう、ゆっくり旅に出たくなるそんな本です。

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さて次~木村衣有子さん著「大阪のぞき」です。

日本にいながら海外の気分が味わえる、それが大阪ですw

商人たちが比較的自由に利益を追求してきた街のせいなのでしょうか?ゴッタゴッタしてるけど、実に効率的な街、大阪。

その大阪をちょっと違う目線で紹介してくれるガイドブックがこちら。

これはかなりセンスいいですよ~これ一冊持って大阪めぐりをしても十分楽しめそう❤

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建築物や老舗喫茶店など、普通のガイドブックに載っていないような紹介も多いです。美術館に何時間でもいれるぜ・・・!な方におすすめしたいアーティスティックな大阪ガイド本です。

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かやくご飯にお蕎麦~チョコレート、老舗のパン屋~大阪の名店も沢山掲載されています。出し惜しんでないな~このガイドブック☆

ちょっと旅に出たくなるような本をご紹介しました!読んでるだけで、ちょっとワクワクしてきますよ~