おつまみレシピ本~新刊三冊~

さてさて新刊のご紹介~☆本屋さんなんかに行くとバーーンと棚に並んでいるレシピ本を3冊ご紹介します!

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やまさききよえさん著「やさいのおつまみ―裏通りのちいさな飲み食い処がおしえる」です。中目黒の裏通りにある「のひのひ」というご飯やさんを営んでおられるやまさきさんによる、おつまみ本です!

美味しそうな野菜を使ったレシピがずら~り☆しかも「百合根の青のりフリット」とか「そら豆とおからのサラダ」とかちょっと目先の変わったものが多くて真似してみたくなります!

こんなメニュー出してくれるお店が近くにあれば毎晩でも通いたいなあ・・・!

 

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次!児玉勉さん著「からだ思いの家呑み和食: 自家製調味料と保存食が大活躍」です。児玉勉さんも西麻布で「料理屋こだま」をやっておられる現役の料理人さんです。

「柿と牡蠣の香味焼き」とか「いちじくとカマンベールのおかき揚げ」など料亭で懐石として出てきてもおかしくないような一品を紹介してくれています、しかも簡単レシピで。

これはなかなかツボな料理本です☆作ってみたいものが沢山あります~!秋冬のメニューが充実していますよ~

 

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さてさて最後は行正り香さん著「行正り香の はじめよう! ひとりごはん生活」です。

ひとりでも楽しんでご飯を作って食べましょう!というメッセージ性のあるエッセイ+レシピ本です。

行正さんはとっても文才がある方なので、エッセイも楽しめます。

わたしもそうなのですが、ひとりご飯というとついついコンビニでお弁当を買ってしまったりパンで済ませてしまったりしてしまいます。

でもこういう本がそばにあったらもしかしたらスーパーに寄って、ご飯を材料を買うきっかけになってくれるかもしれません。「ひとりごはん」というとちょっと寂しいイメージですが、そんなイメージは消し去り、豊かで優雅なイメージを与えてくれる本です。行正り香さんは本当に豊かなプラスのイメージを人に伝えることに長けている方だと思います。

・・といつもより簡単に3冊ご紹介しました☆

パンケーキハウス「APOC」のレシピ本「パンケーキを焼く」~

さて世間は連休です。連休中のまったりとしたTLを眺めるのはとても好き❤ちょっとゆっくりとキッチンに立てるお休みの日に作ってみたい「パンケーキ」のレシピ本をご紹介しましょう。

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骨董通りにあるフワフワのパンケーキが人気の「APOC」の経営されている大川雅子さん著「パンケーキを焼く。: 読んで楽しむホームメイドレシピと50の話」です。

まだ最近発売になった本です。わたしは「ことこと」の佐藤ひろみさんがブログの中でオススメされていたので、購入してみました。「APOC」のパンケーキ、すんごく美味しいらしいです☆

最近人気のパンケーキって、やけに生クリームとかフルーツとか乗っかっていて、見ているだけで胸焼けがしませんか?

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違う違う、そうじゃそうじゃな~い♫と・・

食べたいのはもっとシンプルで。バターとメイプルシロップだけでいいの。

そのかわりバターもメイプルシロップもたっぷりね❤

生地はフワフワとモチモチでお願い~ばあや!

と私の好みだとこういうパンケーキになるのですが、お店ではなかなか食べられませんから。

自作するしかありませんよね!

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パンケーキミックスというのは材料は「薄力粉」「グラニュー糖」「ベーキングパウダー」「塩」で出来ています。

わざわざ買いに走らなくてもいい、家にだいたいは常備しているものだけで、OK!

それでこんな風に「休日のパンケーキパーリー」ですよ!

なんじゃこりゃパラダイスにもほどがありませんか??

友達なんかとキャンプに出かけた次の日の朝に、こんなの楽しそうです❤

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本ではレシピと一緒にパンケーキにまつわる美味しいエッセイも楽しめます。

NYでハワイで、そしてロイホでw

大川雅子さんが食べたパンケーキの思い出といかにも美味しそうなパンケーキの焼き色を見ていると・・もう焼かずにはいられない・・!

パンケーキの定番付け合せのジャムやバター、塩味の付け合せなども紹介してくださってます。

子供の頃おやつの時間に台所からホットケーキが焼ける匂いがしてくると、もう最高に幸せでした。

人に焼いてもらったパンケーキにはかないませんが、自分で焼くパンケーキももちろん美味しい!涼しくなってきましたし、パンケーキブランチしてみませんか?

 

島るり子のおいしい器~

島るり子さんは長野県在住の陶芸をされている方で、料理家さんのレシピ本に器が使われていたり、高橋みどりさんとか伊藤まさこさんとかとも関係が深いらしくその著書で見かけて「いいなぁ・・・」と。

でも器にはなかなかお目にかかれない!京都の「木と根」さんで一度目にしたことがある程度です。ドッシリとした赤茶色の、ちょっと古代の出土品を思わすような器は、美しくて欲しかったなあ・・・!!(金欠で買えなかった)

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その島るり子さんが本を出版されたのは去年のこと。

島るり子のおいしい器 (天然生活ブックス)」です。

島るり子さんの長野の工房での日々の生活を追う内容で、嬉しいことにレシピが季節ごとに沢山紹介されています~!!

作品ももちろん素晴らしいんですが、島るり子さんの料理が、これまたセンスが良いんですよ☆

ソーセージの具をライスペーパーで巻いて焼いた「ライスペーパーソーセージ」とか!

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普通のお惣菜に見える「高野豆腐の含め煮」も水で戻した高野豆腐をフライパンで焼いてから煮こんでいたり・・・(食感が変わって美味しいらしい)

この写真のズッキーニとプチトマトのオーブン焼きも、ケーキみたいで可愛いですよね❤

しかもどのメニューも、ちょっとだけ手をかけるくらいのスタンスなので、真似しやすいの。

 

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島るり子さんの器のことも詳しく紹介されています。

島さんの器がどのように作られるのか、それも季節を追っての紹介。

器やさんなどで店主さんとお話していると「火入れ」が・・とか「窯出し」が・・とかいう単語が出てきますけど、そういう作業内容なんかも写真付きで詳しく掲載されていて、陶器好きには興味深いです。

「土をこねて焼いて器にする」という作業、楽しそうだな~!やってみたい~

 

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そうそう!9/18~9/24まで東京の松屋銀座店のババグーリで「島るり子陶展」が行われています。

写真で見る限りかなり沢山の器が並んでいるようで、島さん本人も在廊されるらしいこのイベント、なんで関西には来ないんじゃ・・・ギリギリッ・・!!

和歌山で!とはさすがに言えませんが大阪でも是非に!お願いします、ババグーリさんッ!!←魂の叫び

器好き、料理好きな方に「島るり子のおいしい器 (天然生活ブックス)」、全力でオススメしたい本です。

そういえば昨日発表された東京~名古屋間を結ぶリニアモーターカーの直線ルートの停車駅の「長野」や「岐阜」もありましたね。東京~名古屋間が40分なら長野までは20分くらい?随分近くなります!

「ちょっと仕事帰りに長野に美味しい蕎麦でも・・」という時代がすぐそこに・・・!!近未来やわ~夢あるわあ~とリニアモーターカー開通計画を聞いても真っ先に出てくるのはそんな食い意地のはった妄想でしたの・・・ほほほ・・・

 

高橋みどりさんの「私の好きな料理の本」~レシピつき~

高橋みどりさんは主にフードスタイリストをされていて、よく「クウネル」や「暮らしの手帳」などの雑誌でスタイルリングをされているのを見かける売れっ子スタイリストさんです。

器好きな人は「うちの器」や「好きな理由」などの著書でご存知な方も多いはず。他にもヨーガンレールの社員食堂の献立を記録していく日記本「ヨーガンレールの社員食堂」や「沢村貞子の献立日記 (とんぼの本)」など常に新しい料理本のジャンルを創りだしてくれるクリエイターでもあります。

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さてそんな高橋みどりさんがちょっと前に出された本「私の好きな料理の本」を今回はご紹介します。

その名の通り高橋みどりさんが好きな料理本をそのレシピとともに紹介してくださっているという・・・画期的な本です。

料理本の紹介本というのはよくあるのですが「この料理本はすごく良いです!これはその本のレシピで作りました!」って料理の写真とレシピを掲載している本ってッ私は他に知りません。

レシピも載せていいの?って思っちゃいますよねww

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こんな感じにバッチリレシピも載ってます。ウー・ウェンさんの「ウー・ウェンの北京小麦粉料理」からの水餃子のレシピ。

もちろんレシピだけではありませんよ。

その本の作者に本や料理に関することを直接聞き、高橋みどりさんがエッセイを御書きになっています。

高橋みどりさんの文章、穏やかで凛としていて、とっても好きです。私にとって憧れの存在です、こんな人になりたい~!!

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結構文章が多いので美味しそうな写真が多めに載ってるエッセイ本みたいな感じです。

本のジャンルは高橋みどりさんご自身がスタイリングされている料理家さん(高山なおみさんやウー・ウェンさん、長尾智子さんなど)の最近の人気料理家さんからもう手に入らないであろう昔の専門書まで幅広く。

わたしは料理本を集めるのが趣味なので多分詳しい方だと思うのですが、全然知らない本もありました。マニアックッw

 

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料理本の写真がそのまま使われている目次も素敵です❤

センスが良い本です、高橋みどりさんの本は全部もれなくそうですけど。だからこそ熱烈に指示され続けるんだと思います。

最近はだんだん本を出すペースもゆっくりになってきて、お店やご自身の生活を楽しまれているご様子のみどりさん。

良いスタンスだと思います。焦って急かされてというスタイルでは妥協せざるをえない場合も多いもんね~

そのうち気が向いたら。もしくは「アンテナが立ったら」。

そんな風に作られた本が好きです。でも、やっぱり新刊を心待ちにしてしまうけど・・・高橋みどりさんの本はすべてオススメです、本棚に並んでいるだけで嬉しくなるようなそんな本です。

 

「itonowaの玄米プレート」、発売になりましたよ~

人気のカフェitonowaさんは東京は合羽橋というところにあります。玄米と野菜を使ったお惣菜を盛りつけたプレートの写真が雑誌に掲載されていて、それが美しくて雑誌から切り取りバインダーに保管したことが、わたしとitonowaさんとの出会いです。

とか言ってますが、まだ伺ったことはありませんw

憧れの存在である「itonowa」さんがお店で出されているメニューをそのままレシピ本にしてくれるらしい!と聞き、楽しみに楽しみにしておりました!それが昨日、発売になったのです~❤

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渋谷有美さん著「itonowaの玄米プレート ~玄米がもりもり食べられるおいしいおかず~」です。

あ~表紙、いいですね!これはイイホシユミコさんの器や~itonowaさんではメインで使われているみたい~!その使い方がまた、格好よろしいの!

スープとパンのセットのスタイルとか、真似したくて同じものを買いましたから私・・(基本ミーハーw)

こんなお昼ごはんが食べられる定食屋さん、やってみたい~!!

 

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中身はこんな感じ~☆

基本的にitonowaさんではお肉は使わずに車麩やグルテンミートで代用されています。お魚は出汁には使っているらしい。

渋谷さん自身、マクロビオティックをバリバリにやっている訳ではなく、夜には肉も魚も食べられるそう。そういうところも良いなあと思うわけです。

あ、そうそう玄米ごはんの炊き方とおにぎりのむすび方も教えてくださってます、出し惜しんでない料理本や~!!

 

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よく本の中に出てくる言葉で「お店でお出ししているレシピそのままです」というものがあり・・

この「itonowaの厚揚げタイカレー」も「お店で出しているほぼおなじレシピ」らしい!

お店で食べて美味しいと感じたものを自宅でも再現できるってとっても嬉しいことです。

でもお店側からしたらもしかしたらお客さんが離れてしまうのではないか?と危惧してしまうところでもあります。

 

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しかしそういうところを飛び越えて「客本位」の考え方をする、そういうお店のことを客は愛するのです。

そういうことを分かってらっしゃるお店は実は少なくてですね、まあなかなか出来ることではありませんが・・

デザートも掲載されています。これもお店で出されているそのままのレシピを教えてくださっている「ジャムチーズケーキ」!

美味しそうです~❤作ってみよう!

久しぶりに興奮の一冊でした!もう一冊保存用に買おうかしら・・・(料理本ハンター)

itonowaの玄米プレート ~玄米がもりもり食べられるおいしいおかず~」オススメです!行ってみたいなあ・・・東京って本当に、素敵なお店が多すぎて、いつもいつも悔しい思いをするのです・・だって3食しか食べられないんだものッ!!

とりあえずレシピ本を見て、作って、itonowaさんの空気を楽しむとしよう!

itonowaさんは以前、お弁当本を出されております!こちらも素晴らしい内容でして、オススメです☆「itonowaの野菜づくしの玄米弁当 ~土日でつくるおかずのもとでラクチン1週間分のお弁当~