「遠くに住む友人から届いた手紙のように何度も手にとって読み返したくなる本」「その本があるだけで自分の部屋があたたかく輝いて思える本を」というのが出版社「アノニマスタジオ」さんのコンセプト。
人気料理家「高山なおみ」さんの本で知られているアノニマスタジオですが、他にも美しい本を多数出版されています。今回はそんな中でもアノニマスタジオさんらしい異国の料理本をご紹介します。まるで絵画を見ているような料理の数々・・・・うっとりしちゃう~
米沢亜衣さんの「イタリア料理の本」です。本屋さんでは専門書のコーナーにあったりします。
まるで洋書みたいなこの洒落たルックス。中身も料理の写真とレシピが別になっていて、前半は料理の写真のみ。レシピは最後にまとめて書かれているというスタイルです。
料理の写真は見開きで展開されていて、まあその色彩の美しいこと。
米沢亜衣さんの美的センスに満ちた美しい料理本です。
ただ専門書としての要素が強い料理本であると言えます。何をどれくらい焼いて、どれくらい茹でて・・という詳しい説明はありません。「ご自分の感覚にお任せします」という潔いスタイル。
そしてこの本には2巻目があるのです!「イタリア料理の本〈2〉」です。
「料理は物語だ」と書かれたこの帯・・・しびれる・・・ッ!!
まあ私も全ての料理本に目を通しているわけではなくて、ものすごい高い専門書には手が出せずにいるので一概には言えませんが、これほどしっかりと物語性を意識した料理本を出されているのは米沢亜衣さんが先駆者ではないかと思っているのです。
米沢亜衣さんはご結婚され細川亜衣さんになられて今も美しい料理本を出されています→「食記帖」
さてでは次は大変めずらしいアメリカ南部料理を分かりやすく教えてくれる本をご紹介しましょう。
アンダーソン夏代さん著「アメリカ南部の家庭料理」です。「アンダーーソンくんッ!!」とついつい叫んでしまいそうですがw←懐かしいマトリックスネタ
皆さんは「アメリカ南部料理」と聞いて何を思い浮かべますか?「フライドチキン」「コールスロー」・・・くらいでしょうか。はい、そのフライドチキンの本場のレシピも分かりやすく紹介されています。かなりケンタッキーに近いものが作れます☆
その他でもポークチョップ、サーモンコロッケ、BBQリブなど・・・パンやデザートの紹介もあります。「あ~こういう食卓、映画で見たことあるある!」というメニューです。
くわしい工程写真つきで初心者でも忠実に再現できます。今度キャンプに行くのでその時に本場のBBQメニュー試してみたいと思ってます!
今回はかなり専門的な本をご紹介しましたが、アノニマスタジオさんからは沢山の料理本が発売されています。本を出版社買いするのはアノニマスタジオさんだけ。おすすめ~☆
|
|
|